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【測定】LEDテープに流れる電流比較(光の色違い)電子工作やLED照明向け

LEDパフォーマンスで使っている「LEDテープ」に流れる電流値を光の色違いで測定したのでレポートです。測定の目的は、LEDアイテムによっては万一の故障の際に大電流が流れるため、演者が感電するなど事故を防ぐためです。(お客様に危険が及ぶことは一切ございません)

LEDテープの電流値について、インターネット上で参考になる情報がなかなか見つからなかったので、電子工作やLED照明のDIYをしている方のご参考になればと思います。

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アークサン独自開発の高輝度LEDイシス
LEDパフォーマンスのプロチーム「アークサン」では普段自分たちがショーで使うLEDアイテムの独自開発を行っております。そのため自分たちが使うLEDの特性や、いかに安全に運用するかを熟知しております。

ショーの実績としては一流ホテルでの企業パーティーや豪華客船ステージ、記念式典や国体オープニングなど様々な場所で出演の実績があります。

【目次】

  1. アークサンで使っているLEDテープ
  2. LEDテープの電流を測定する条件
  3. 電流測定の結果
  4. まとめ

1. アークサンで使っているLEDテープ

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LEDテープ

LEDパフォーマンスでよく使うLEDアイテムの一つに「LEDテープ」を使ったものがあります。LEDテープとは幅3〜10mmで長さ5mのテープ状の基盤の上にLEDのチップが150または300個乗ったものです。

LEDテープの「5050」という種類のもの(5mm×5mmのLEDチップという意味)が一般的に手に入る明るいLEDチップになります。電圧は主に5Vと12V、あと24V対応のものがあります。

2. LEDテープの電流を測定する条件

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高輝度LEDイシスによるパフォーマンス

今回測定したLEDテープの仕様はこちら

  • 電圧12V
  • 長さ25m
  • LEDテープの種類「RGB用5050」
  • バッテリー15000mAh

今回使用したのは自動車用のスターターバッテリー。自動車のバッテリーが上がった時に、瞬間的に大容量の電流を流してエンジンを始動させるためのものです。それゆえにバッテリーが故障やショートするととても危険なものなので取り扱いには十分に注意が必要です。(アークサンでは実際に基盤を発火ショートさせる実験を何度も実施済みです)

通常LEDテープは5mしか光らせることができず、仮に10mほど延長すると先端の方はほどんど発光しない状態になります。今回は追加で回路を組んで計25mのものを制作しております。

最近開発が完了したLEDアイテムでは、光の輝度を保ったまま流れる電流を格段に下げた安全タイプのものを使用しております。

3.電流測定の結果

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LEDテープの電流測定[A]

いよいよ電流測定の結果です。

上の画像をご覧下さい。縦軸が電流[A]の測定値。左から順に光らせる色を「赤、緑、青、橙・・・」と変えています。明るさを1番明るい設定から輝度を4段階に分けて測定しています。

一番明るいのが白色で8.4[A]の電流が流れています。青色(と水色)が3.7〜3.8[A]となり流れる電流が一番少ないことがわかります。

ちなみに一番右端がスタンバイ状態(電源は入っているが光らせていない状態)。この時は0.007[A]となりほぼゼロと言えるほどの微小な電流しか流れていないようです。

4.まとめ

アークサンでは、演者が身に纏うLEDアイテムには万一の事故や故障に備えてヒューズ(安全装置)をつけることを徹底しております。安心で楽しめるパフォーマンスをご提供できるよう今後も研究開発を進めて行きます。


記)アークサン代表山口 (プロフィール@arksun_led)

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コンラッド東京でのLEDパフォーマンスにて

イベントパフォーマーズではお客さまに安心で確実に盛り上がるパフォーマンスをご提案いたします。LEDパフォーマンス、ファイヤーパフォーマンスともにお気軽にご相談ください。

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