見積り・請求書・領収書について



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お電話やメールで打ち合わせの際によくご質問いただくことのひとつに、見積り書や領収証のことがあります。「よくわからないけどどうしたらいいですか?」と聞かれることが意外と多いです。ご依頼主さんにお任せしたり、実際全部なくても大丈夫ですよということもあるのですがここでは全部用意すると過程した場合、どういった手続きになるかご説明します。

ちなみに一番簡単なのは当日に現金手渡しで受け取りのサインをするだけというもの。ここだけの本音を言うと、これがお互いに手間が省けてとっても楽で助かります。ただし企業や法人さんあるいは大きな組織の場合はなかなかそうもいかないこともあると思います。


まず始めにお電話やメール(場合によっては直接お会いして)で打ち合わせをさせていただいてご予算がだいたい出てきます。お客さまによっては事前に予算が決まっていることもあれば、こちらから相場のご提示や予算案などをご提案させていただいて後日ミーティングなどで検討されるお客さまもいらっしゃいます。その際に、必要に応じてプロフィールや写真などの資料をご提示させていただくのですが、あわせて見積書をご提示させていただきます。見積書はご予算案や振込先が記載されているものですが、見積書なしで打ち合わせやメールだけで話が進むことのほうが比較的多いです。

・請求書

パフォーマンスが終わって、後日にお金を振込んでいただく場合はこちらから請求書を発行します。この請求書は見積書と基本的に同じ内容のもので、上側に記載してあるタイトルが「見積書→請求書」と書き換わるだけのものです。請求書が届いたら経理担当の方に渡していただければあとは振込の作業をしていただけるわけです。

・領収証

当日に現金でお支払をいただく場合は上の請求書ではなく領収証が必要になります。これはお金を受けとりましたという証明のようなもので、金額と受け取った人(会社)の名前や住所を記入します。この領収証ですが予め依頼主さまがご用意していただけるケースもあればこちらで用意するケースもあり、どちらかが用意しておけば問題ないですね。私は毎回持参していますが、ご依頼主さんがすでに金額や但し書きなどを記入していただいているものに住所などサイン(と押印)するだけで良い場合も結構多いです。

・源泉徴収税

パフォーマンスのお金のやりとりで出てくるややこしい話のひとつが源泉徴収税です。これは上の見積書、請求書、領収証、のどれにも当てはまる話になってきます。源泉徴収とは簡単にいうとパフォーマーにお金を支払う場合にその一部を国に税金として支払う必要があるものです。税率はもともとは10%だったものが2013年からは10.21%となっていることに注意。ちなみにパフォーマー個人への支払いであれば源泉徴収となり、法人への支払いは消費税にらなります。

この源泉徴収ですが依頼主さん、あるいは受けとる側のどちらかが国に支払えば良いのですがほとんどのケースは源泉徴収を差し引いた後の金額をお支払いただいております。

たとえば謝礼金支払い額が10万円だとすると11,370円が源泉徴収として国に税金を納めます。これはどういう計算をしてるかというと「100%-10.21%=89.79%」より、この89.79%が10万円、10.21%が11,370円に相当します。試しに100,000÷0.8979 (89.79%のこと)と電卓をたたいてみてください。111,370円がでてきますよね。

余談ですが、一昔前は源泉が10%だったのでたとえば100,000円を0.9(100%-10%)で割ると111,111円となって非常に並びの良い数字になっていました。なので「ギャラは7ならびでお願いします(77,777円)」なんて言う会話がよく聞かれました。この場合は源泉徴収税が7,777円で、パフォーマーの取り分が70,000円ですね。実際にはここから所得税や住民税など引かれてさらに経費も引くと実際の手取りはもっと目減りするのですが。

話は戻って、以下の2つのケースで考えてみましょう。

1、依頼主さん(組織)が支払うケース

2、パフォーマーが支払うケース

(例)100,000円謝礼の場合

1、では11,370円を源泉徴収として100,000円をパフォーマーがうけとり。

2、では111,370円をパフォーマーが受け取り11,370円をパフォーマーが源泉徴収税として納付

ほとんどが1、のケースになりますね。

ちなみに(3、)の源泉徴収なしで当日に現金でお支払いというケースも意外と多くて、必要経費やレンタル費?などの一部としてうまく処理されているのでしょうか。


いかがでしたでしょうか?具体的な金額やケースを例にあげて解説してみましたがイマイチ分かりにくかったところや、もうすこし掘り下げてご質問などありましたらお気軽にお問い合わせください。(依頼主の方でなくても、パフォーマーさんからの質問でも大丈夫ですよ)


記) アークサン代表 山口

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