機材一式

「大道芸・パフォーマンス」というと街中でひとりでパフォーマンスをするイメージが強いのではないでしょうか。実際には商業施設イベントやお祭り、ホテル・レストランなど様々な場所に呼んでいただく機会は多いのですが、屋外でパフォーマンスするときは音響一式や電源、さらには照明まで自分で用意することもあります。

今回はそんなパフォーマーが普段使っている機材一式をご紹介します。

  1. 音響
  2. マイク
  3. リモコン(音楽用)
  4. バッテリー
  5. LED照明・LED道具
  6. リモコン(LED用)

(1)音響

大道芸人・パフォーマーが必ず持っている機材のひとつが音響機材です。いわゆるスピーカー(アンプ)ですね。ステージでは大抵備え付けの音響機材があるので必要はないのですが、各種イベントで出演する際や道端の大道芸では音楽を鳴らすのに自分のアンプを使用します。

アンプの出力(音量)によってつかえる場所や会場の規模、観客の人数もかわってきます。

例えば、会議室や遊戯室くらいの小さい部屋で50名くらいの観客であればだいたい100W以下の出力でも大丈夫だと思います。体育館あるいは屋外で100名くらいの観客の場合は150~200Wはほしいところ。それ以上になると300、400Wと増えていきます。

コンセントをつなぐ電源式と、充電して使えるバッテリー式とがあり、一般にバッテリー式になると重量が10kg以上など重たいものが多いです。

後述する屋外用バッテリーをアンプにつないで使用するのがいまは主流のようです。

パフォーマンスで使いやすいアンプは家電量販店では扱いが少ないため専門のネットショップで購入することが多いです。サウンドハウスが業界では有名ですね。

私が昔から一番よく使っているのがこのアンプ(マッキー SRM150)。見た目はとてもコンパクトでカバンにも入るサイズですが、屋外の大道芸でも十分使えるほどの大音量がでます。

これに赤白端子でipodをつないで音楽を鳴らします。

(2)マイク

続いてマイク。パフォーマンスでマイクというとほとんどがピンマイクかヘッドセットになります。

写真右がヘッドセット+送信機で、左が受信機です。受信機を先程のアンプに線でつなぎます。端子はキャノンと呼ばれるマイク端子のでっかいやつです。

詳しくは別のエントリーにて。

(3)リモコン(音楽用)

パフォーマンスに欠かせないアイテムのひとつに音楽用のリモコンがあります。ipodとbluetoothでリンクすることで、手元で音楽を操作できます。

音楽の再生、一時停止、送り、音量の調整。これがあれば音響さんに音源だけ渡してあとは自分で操作できるので打合せがほとんど省略できます。

また大事なトークをするときだけ音楽のボリュームを下げたり、一瞬音楽を止めたりしてお客さんの気を引くテクニックも使えます。

(4)バッテリー

屋外で電源がないところでもアンプやマイクの電源がつかえる優れもの。私が使っているのはガンガンバッテリー。上で紹介したアンプとマイクのコンセントをさせば、これだけでショー3~4回はパフォーマンスできる優れもの。最近では更に容量が増えたスゴイバッテリーというのがパフォーマーのあいだでは主流みたいです。

このバッテリー自体は自宅のコンセントで充電できるのですが、出力は直流電源なのでバッテリー単体ではアンプ含め家電製品に使えません。(家電は交流電源です。)そこで写真右側のインバーターをつなぐことで、直流を交流に変換してくれます。コンバーターにアンプのコンセントをさしてつかいます。このコンバーターは許容電力300Wのものなので、ドライヤーなどには使えません(冷風は出るけど、温風にした瞬間に電源が落ちます)。

上のアンプ(出力150W)とヘッドセットをつないで、80%くらいの音量なら大丈夫ですが、音量をMAXにするとバッテリーが落ちたことがあります。おそらく瞬間的に300Wを越えたのでしょう。もうすこし大きいアンプを使うことを考えるとインバーターの許容電力はもっと大きいほうが良さそうです。ちなみに使用電力(W)が大きいということは、バッテリーの減りもはやいので先に書いたスゴイバッテリーなどを使うのがお勧めです。

(5)LED照明・LED道具

ここ数年でLEDライトを組み込んだジャグリング道具が増えてきました。また光る強さも明るくなったうえに、電池式→充電式となり接触不良も改善されています。

LED道具、LED照明を使ったデモ映像。

かなりキレイに光っているのが分かります。まわりで光っているのはLED照明。クラブ(ディスコ)にあるような光の演出ですね。今回使ったのはAmerican DJのmini degger lzr(写真右下)のショーモード。次回のショーではパソコンとつないでプログラムを組んだ照明を使う予定です。

(6)リモコン(LED用)

これはK8クラブ用リモコンです。

詳しくは別のエントリーにて(LEDクラブのレビューとデモ

続いてこちらはビジュアルポイ用のリモコン。

あと最近購入したこのリモコンが意外と役にたっています。

コンセント用のリモコンです。使い方は簡単でコンセントプラグとコンセントの間にこれを挟むだけ。リモコンのオン・オフでコンセントが通電したり切ったりできるアイテムです。

これがあれば舞台上にセットした機材の電源も舞台袖から操作できてとても便利です。amazonで2,000円くらい。

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以上、パフォーマンスでよく使う機材のご紹介でした。

ひとつ、最後に大事なものを忘れていました。パフォーマーの必需品のカバンですね。この中に機材一式やジャグリング道具などいろいろ入ってます。重さは30~40kgくらいになります。僕はカバンの上でバランス芸したりするので特注で頑丈なの作りました。このサイズで80,000円くらい。(アクテック社)


記)山口

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