大変だった現場シリーズ(その1 真冬の屋外の対策と風邪などの体調管理)

冬といえばイルミネーション、クリスマス、忘年会、新年会、お正月、バレンタインとイベントが続きますね。11月、12月にはいると寒さが厳しくなってきます。パフォーマーにとっても大変な季節です。

「パフォーマンスをしていて大変なこともありますか?」「好きなことで食べていくのは大変ですよね?」お客さまやご依頼主さまから頂くコメントです。様々な場所で出演していると本当にいろんな現場を経験させていただきます。

これまでにあった様々な経験をシリーズとしてご紹介していきます。第一回は「真冬の屋外パフォーマンス」。そして「冬の体調管理」にも触れてみましょう。


学生時代はお正月でも、はだしで稽古していました。イベントパフォーマーズ代表窓口の山口こと山口です。

大道芸人、パフォーマーにとって大変なお仕事のひとつが冬の出演です。クリスマス会やパーティはほとんど室内ですが、例えばイルミネーションのイベントでは北風が吹いたり、雪の降る中でのパフォーマンスもあります。そしてパフォーマーにとって何が大変かというと身体が冷えたり手が悴(かじか)むと道具をうまく操れなくなるのです。


冬のパフォーマンスで一番大変だったのは7~8年前の冬。子供会のイベントに出演したときです。部屋のなかで天井が低くても凄いパフォーマンスは披露できますよとご提案したのですが、依頼主さんはどうしても屋外で、すごいジャグリングを子供たちに見せたいというものでした。

それならばと引き受けたのですが、フタをあけてみるとちょうどその冬は大寒波の到来。子供たちも学校ではインフルエンザが流行っていたようで当日の参加人数は予定の半分くらい。そして全員がマスクをつけて公民館前の駐車場にすわってパフォーマンスを見るという異例の光景でした。運よくその日は天気の良いお昼間でしたが、雪でもチラついていたら大変なことになっていたことでしょう。 観客も保護者のほうが先にギブアップしていたと思います。

肝心のパフォーマンスですが、本番前までカイロで手を温めたものの、それだけでは足りず難易度をさげてなんとか最後までやりきりました。いや、本当はちょっと時間を短くしてやったかな。最後までガンバって応援してくれた子供たちに拍手です!


さて、それでもどうしても外で開催するのイベントの場合、子供たちや観客の対策はというと

  • できるかぎり暖かい服装
  • カイロを用意
  • あれば座布団やひざ掛けを用意
  • 全員マスクでもOK

これくらいあるとかなり違いますね。


さて私の場合、冬のパフォーマンスではどんな寒さ対策をしているかというと

  • カイロをポケットに常備
  • くつの中と背中にもカイロ
  • 湯タンポを常備
  • ヒートテックを着込む
  • 本番前はお湯で手を温める
  • 暖かいお湯やホットレモンを飲む(尿意に注意)
  • いつもよりしっかりとウォーミングアップ

といった感じです。でもパフォーマンスが始まってしまえば不思議と動いているうちに本人は温かくなってくるんですよね。

他にも知り合いのパフォーマーに聞いてみると、暖かい靴下をはくなんてものもありました。みなさんいろいろ工夫をしているみたいです。今度またお世話になっているいろんな大道芸人、パフォーマーさんに彼らの経験や知恵をインタビューする企画を計画中です。


パフォーマーの体調管理

冬は年末にむけてイベントが盛りだくさんです。パフォーマーとしても体調管理がより一層大事な時期になります。特に風邪やインフルエンザは大敵ですね。体調を崩さないように普段からしている対策をご紹介します。パフォーマーのみなさんにも参考になればと思います。

風邪を引かないためには

  • 睡眠不足
  • 栄養不足
  • 身体を冷やす

この3つのうち2つ以上がそろうと体調を壊しやすいそうです。免疫力が落ちて風邪などを引きやすくなるということです。逆にいうとしっかりと睡眠をとって、食事に気を付けて、身体を温めておくことが肝心です。どうしても、どれかひとつ足りないと時はあとの2つを全力でキープしましょう、ということ。


あの風邪の予防として心がけることは

  • うがい
  • 手洗い
  • マスク

の3つです。すこしでも乾燥しているなと感じたらすぐにうがいをすることをオススメします。手洗いもこまめに。そして人混みが多いところに行く際はマスクを常備しておきましょう。


ところで、スポーツ選手や普段から身体を鍛えている人(特に男性の場合)ほど風邪を引きやすいそうです。意外に感じられるかもしれませんがちゃんと裏付けとなる根拠もあるようです。ジャグリングやバランス芸などを軽々とやってのけるには普段からのトレーニングが不可欠です。私自身も走ったり、週3~4回の筋肉トレーニングを何年も続けていますがトレーニングつながりで出会う人たちと話しているとみなさん風邪にはかなり気を付けている方が多いです。

どういうことかと言うと、筋トレをすることでテストステロンという男性ホルモンが体内でたくさん分泌します。これは筋肉を増やしたり異性へのモテにもつながるものですが、これが風邪などの免疫力を低下させるということ。またトレーニングで全力を出しきったあともまた身体に負担がかかっていて免疫が落ちています。

パフォーマーといえば舞台や人前で魅せる仕事です。ぽっこり出たおなかが個性なら良いですがだらしのない身体でお客さんの前に立つわけにはいきませんね。つまり身体を鍛えることと、それによって免疫が下がり風邪を引きやすくなることは表裏一体。十分すぎるくらいの風邪の予防と普段からの健康管理が大切というわけです。


まとめ

  • 寒い冬でも常にパフォーマンスに備える
  • 観客も寒さの対策を(着込む、カイロ、座布団)
  • 普段からの体調管理(睡眠、栄養、温める)だ大切
  • 風邪の予防(うがい、手洗い、マスク)を忘れずに

記) アークサン代表 山口

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