「当日までに会場の下見をされますか?」こちらも依頼主さんからよくいただくお問い合わせのひとつです。先に結論からいいますと事前の下見はしないケースがほとんどです。割合でいうと90%くらいはイベント当日のご対応となっています。なぜ下見なしで大丈夫か、そしてどんな場合は下見が必要なのかご説明いたします。
実際に事前の下見をする場合には、我々あるいはパフォーマーと依頼主さんが予定の合う日程を調整して、場合によっては交通費もかかってなってきます。このように時間もお金もかかるデメリットとそれ以上のメリットを比較して事前の下見をするかご相談して進めていきます。本エントリーではそれぞれのケースを詳しくみていきましょう。
- 下見が必要なケース
- 下見なしのケース
1) 下見なしのケースとは
まず大抵の場合は事前の下見なしでも大丈夫ですよ。というお話になります。イベントパフォーマーズではイベント当日はだいたい本番開始の1時間半~2時間前にはパフォーマーは会場に到着します。到着から本番までの間に準備することはというと。
- スペースの確認
- スピーカーやマイクの設定
- 照明の確認
- 衣装着替えや仕込み
- ウォーミングアップ
あと必要に応じて
- 音響担当さんと打合せ
- MCさんとの紹介文や登場タイミング打合せ
など。状況によって多少の増減はありますが到着してからこれらのことをだいたい30分~1時間くらいで準備して本番を迎えます。時間に余裕があったら先にお弁当をいただくこともありますが、身体の動きが重くなってしまうので私は終わってから食べる派です。
このように当日だけで十分に準備ができることがほとんどなので下見なしで大丈夫なことが多いです。
イベント会場で当日だけ担当の音響さんがいる場合は、パフォーマーが持参する音楽(ipodやCDなど)とワイヤレスマイクなどを当日の本番までの時間に渡してセッティングしてもらえますが、大きなホールなどは専属の音響担当さんがいて事前に打合せと音響テストを指定されることがあります。
2) 下見が必要なケースとは
・舞台など
舞台などで事前にホールの音響照明さんと打合せが必要な場合と、演出や内容を細かく打合せしたい場合です。
特に「キューシート」という音楽と照明と 演技のタイミングを詳しく書いたものをホールから要求されたときは、まずこれを作成してから事前の打合せに臨みます。事前打合せではこのキューシートをもとに実際に舞台の上で音楽や照明の確認を行います。依頼主さんも同席されることがほとんどで、時間にするとぜんぶで30分~2時間くらい。
・ステージの広さ
他に下見で確認したいことのひとつは会場(特にステージ)の広さです。どのくらいパフォーマンス用にスペースが使えるか、観客がゆっくり見れる場所が十分あるかです。
大道芸(ジャグリング)では目安は4m×3mくらいのスペースがあればパフォーマンスが可能。これ狭いと演出をちょっと控えめにしたり、逆にこれより広ければのびのびと演技ができてGOODです。天井は最低限、普通の室内の高さがあればパフォーマンス可能です。狭いスペースでのパフォーマンス映像はこちら(作成中)。天井については別のエントリーで記載します。
・火気を扱う場合
火を使った芸を取り入れる場合はチェック項目が多くて、舞台の広さ、周囲の可燃物、観客席との距離、ピットと呼ばれる灯油づけや道具をセットする場所、消火器の置き場所、防火用のバケツ舞台とピットとの通路確保など細かく確認します。
・ダンスやマジックなど
ところで、ダンスやマジックの場合はちょっと勝手が変わってきて、事前の下見が必須のこともあります。たとえば複数人のダンスでは舞台の広さが大切で十分な広さがないと、準備してきた演技が満足にできないことが心配です。そしてマジックは舞台と観客席との位置がとても重要です。演目によっては後ろから、あるいは横から観客に見られてタネが丸見えになってしまっては困りますよね。このあたりはジャグリングやバルーンパフォーマンスだとタネがないので場所を選ばないのが強みですね。
3) 最後に
余談ですが予定どおり会場に向かっても、到着するなりすぐにパフォーマンスをしてほしい!と言われることがたまにあります。到着して10分後には衣装に着替えながらステージにたっている、なんていうことも。汗
「大変だった現場シリーズ」なんて。いつか書いてみましょうか。
記) アークサン代表 山口
イベントパフォーマーズではお客さまに安心で確実に盛り上がるパフォーマンスをご提供いたします。お気軽にご相談ください。
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