【目次】
- ワイモバイルの新CM映像(火吹き)
- 火吹きの紹介映像や写真
- CMの火吹き撮影内容
- CMの火吹き撮影現場の雰囲気
- CMの放送はいつ?
- 火吹きの安全管理に関して
- LED&ファイヤーチーム「アークサン」とは
2019年3月1日追加更新
3月1日よりY!mobile様よりテレビの新CMが公開されたのでこちらでも情報公開です。
ファイヤー&LEDパフォーマンスチームのアークサンへのご依頼でX JAPANの「ToshI(トシ)さん」と「吉岡里帆」さん「新垣隆」さんへの演技指導と火吹きのスタントの撮影のお仕事でした。(「芦田愛菜」さんは火吹きナシ、ふてにゃんはスタッフ総出で誘導しました 笑)
1.ワイモバイルの新CM映像(火吹き)
(ここからは以前の投稿です)
先週は東京(神奈川)のとても大きなスタジオでテレビCM撮影のお仕事でした。いま話題のとあるCMのシリーズ続編で、超人気タレントさん達への演技指導と火吹きのスタント役です。演技指導はLEDとファイヤーパフォーマンスのプロ集団「アークサン」より危険物取扱者(乙4)の資格をもつ二人が担当させていただきました。
2. 火吹きの紹介映像や写真
映像や写真は、下のブログ記事(リンク)に載せておりますのでご参考ください。
3. CMの火吹き撮影内容
ファイヤー&LEDパフォーマンスのプロチーム「アークサン」よりjuggler一機(写真左)と代表の私 山口(写真右)が撮影の現場に入っておりました。
我々の役割はタレントに危険な動きがないように指示したり、身振り手振りをアドバイスしたりします。
そして火吹きに関しては、火吹き用に専用の舞台セットを組んでいただいて屋内での撮影。小さい炎から中サイズと大サイズの炎で撮影しました。炎のサイズは口に含む燃料の量と吹く勢いで調整します。炎の向きも水平から上向きまで適時、監督の指示通り順番に火を吹いていきます。
今回火吹きに使ったのはチャッカマン。コンビニ等でも売っている普通のタイプのものです。通常ファイヤーパフォーマンスのショーで火吹きをする際はファイヤートーチという専用のアイテムを使います。(下の写真参照)
我々が普段人前でチャッカマンで火を吹くことはありませんが、今回は安全性をテストした上で撮影に臨みました。チャッカマンは数回の火吹きで使用不可になるため現場では20本以上用意しています。
またよく聞かれる質問で「燃料は何を吹いているのですか?ガソリン?」というものがあります。火吹きでは灯油を吹きます。ガソリンは危険なので絶対に使用しないでください。燃料に関してはこの記事の後半で出てくるリンク先に詳しく記載しております。
おそらく火吹きの火力が大きいためいためいため、ガソリンでも使わないこのくらいの火力が出ないというイメージがあるだろうと思います。
今回使用している灯油は昭和シェルから発売されていた「エコ灯油」という特殊な灯油で、現在では生産中止になっているもの。普通の灯油に比べて不純物が少なく匂いや煙が少ないものです。味も普通の灯油に比べると不味くありません 笑。普通の灯油は添加物が多く身体にも非常に悪いため火吹きでの使用はおすすめしません。ただしエコ灯油は2019年3月現在では一般の方が手に入れるのはかなり難しいと思います。
YoutuberやBarのマスターなどは、スピリタス(96度)を使って火吹きをする人もたまにいますが、かなり危険なお酒なのでこちらもオススメはしていません。スピリタスは液体に火を近づけただけで燃え広がります。ガソリンの場合はさらに気化(蒸発)しやすいので、さらに引火の危険性が増します。
4. CMの火吹き撮影現場の雰囲気
まだ公開されていない情報や舞台セットがたくさんありスタジオ内の撮影はできないので今回は写真は撮れませんでした。代わりにメイキング映像などは頂けるそうなので改めて公開できる予定です。
撮影スタジオでは常時50名以上の各分野の専門スタッフが 現場に入っており撮影が進んでいくとても大規模な撮影現場でした。
合計50発ほど様々なバリエーションで火を吹いたところで無事に「おっけーです!」の監督の声をいただいて撮影は終了。 体育会系のノリも良く、なにより仕事も的確で早いし素敵なスタッフの皆さんに囲まれた楽しい現場でした。
5. CMの放映は?
テレビ放映されるまで詳細は秘密なのですが2~3週間後には全国のお茶の間に流れるそうです。CMのメイキング映像も公開される予定なので、またこちらでも動画UPしていきます。(2019年3月1日にテレビCM公開されました)
6. 火吹きの安全管理に関して
余談ですが、良く聞かれる現場での安全管理について大事なことなので改めてご紹介します。
以下の写真はアークサンが持参した道具の一部。
撮影現場での火気使用ということで事前に消防への申請は終わっており、当日は朝イチから消防の方が安全管理のチェックにきておりました。
消火設備に関しては、通常の消火器(ABC消火器)が舞台左右に6本以上。エアゾール式の小型簡易消火器数本。
また特効さん(舞台特殊効果)の持ち込みで、粉を吹くタイプではなく気体を吹く巨大なボンベ式の消火器が数本。恐らく1本40,000円くらいする高価なものも。
https://item.rakuten.co.jp/kkyasima/10001412/?scid=af_sp_etc&sc2id=af_113_0_10001868
そして水バケツ&濡れタオルの定番セット。濡れタオルは小規模な火には安全かつ確実に早く火を消せるファイヤーパフォーマンスでは基本中の基本の必須アイテムです。
以上のような万全の安全装備を整えたうえでの撮影でしたが、実際にはこれらの出番は一切なく、50回以上の火吹の撮影を無事にこなして撮影が終了しました。
7.LED&ファイヤーチーム「アークサン」
アークサンは日本最大規模のLED&ファイヤーパフォーマンスのプロ集団です。映像はこちらの最新のPV動画をご覧ください。
アークサンの紹介ブログへのリンクはこちらです。
記)アークサン代表山口 (プロフィール@arksun_led)
イベントパフォーマーズではお客さまに安心で確実に盛り上がるパフォーマンスをご提案いたします。LEDパフォーマンス、ファイヤーパフォーマンスともにお気軽にご相談ください。
(※24時間できる限りご対応いたします。)
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