ファイヤーパフォーマンス

【プロが教える】火吹きのやってはいけない失敗事故事例

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このブログは「火吹き」「やり方」「失敗」のキーワードで検索されてたどり着く人が多いです。燃料や火を扱う以上、失敗した時のリスクの心配はついてまわります。今回改めて火吹きの危険性や失敗事例についてご紹介します。

炎を操るプロチーム「アークサン」では、テレビCMやアーティストのライブ、音楽フェス、花火大会、神社での奉納パフォーマンスなど数多くのファイヤーパフォーマンスや火吹きの出演実績があります。
fire-breath-performance
花火大会での火吹き演出

【目次】

  1. はじめに
  2. 火吹きの失敗
  3. 事故事例
  4. まとめ

1. はじめに

このブログでは何度もお伝えしていますが、火吹きは大変危険なパフォーマンスです。そのため遊びでチャレンジするものではありません。自分が大怪我をしたり、最悪のケースでは命を落とすこともあります。それだけでは済まず大切な家族や友人、社会を巻き込む大きな事故に繋がる可能性が多いにあります。

本記事はそれでも火吹きが必要な人に向けた記事になります。以上のリスクを覚悟した上でご自身と相談して判断してください。知っているか知らないかだけの少しの差でも大きな結果の違いを生み出します。

2.火吹きの失敗

火吹きの失敗には大きく分けて2つあります。

  • 自分が怪我（やけど）をする失敗
  • 人や周りの物、建物などを燃やす失敗

・自分が怪我（やけど）をする失敗

  1. 逆風
  2. 吸い込み

1.逆風

通常火吹きをやる場所は屋外がほとんどかと思います。風がある日は炎が不安定になびいたり、急に風向きが変わると自分や周りへと火が向かうため火吹きは中止してください。

風下に向かって火を吹くと、風に乗って火が大きく流れます。しかし、この時急に風向きが変わると吹いた炎が自分の顔や頭に向かってきます。

2.吸い込み

一番起こり得る失敗で「火」または「燃料」を吸い込んでしまうケースがあります。

火吹きの際、口に含んだ燃料を霧状にして吹き出しますが、口に含んだ燃料を全部吹ききるまでは絶対に息を吸ってはいけません。逆流してきた炎が肺を焼きます。

流石にこの事象は命に関わるため実際に試したことはありませんが、文献や知人からの経由で聞いております。

口に含んだ燃料を全部吹かずに、2回3回に分けて吹くテクニックもありますが。十分に経験を積んでから行うようにしてください。

・人や周りの物を燃やす失敗

火吹きをする際は、絶対に周りに可燃物が何もない広い場所で行います。上に書いたとおり急に風向きが変わることもありえます。

る火吹きで周辺の物などに火が移り燃やしたり、万一建物などに火が付いてしますと重大な過失となり一生背負いきれない責任を負うことを肝に命じてください。ジャグリングショップのナランハに火気使用による法律が記載されているので一読しておくと良いと思います。

そうならないためにも、安全な場所はもちろんのこと消火器などの消化設備を十分に用意し、火消し役の安全サポート人員を配置してください。

3.事故事例

まず私の周りでは幸いにも、ボヤ含め事故が起こったことは一度もありません。もちろんそうならないための準備はもちろん、安全管理を徹底しております。なので私が過去に読んだ記事や動画のリンクを参考に貼っておきます。

以前読んだ記事や動画などで、すでにリンク切れになっているものもあるので、現時点（2019年5月）で見れる物だけ。

3-1.ジャグパル21号

http://www.chansuke.net/jugpal/jugpal21.pdf

海外のファイヤーパフォーマーによる事故事例が記載されています。（ジャグパル：ジャグリングを切り口にパフォーミングアートの世界を記載した雑誌）

経験値の高いプロのファイヤーパフォーマーによる失敗事例。火吹きの際に風向きが代わり、口から吹いた燃料の霧を鼻から吸引。これが肺に至った事により数週間の入院生活＋後遺症が残った体験を記したものです。ただし、使っていた燃料は明記されていないため灯油（エコ灯油）でも同じ症状になるのかは不明。

経験の有無に限らず、火吹きをする全ての人に読んでほしい記事です。

3-2.火吹き失敗動画

https://www.nicovideo.jp/watch/sm16810130

こちらも海外の事例。吹いた燃料の一部が口元から首に垂れて、引火した事故。動画の最後に皮膚が爛れた様子も映っています（すこしグロいので閲覧注意）。

引火の様子を見る限り、おそらくスピリタス(96度のアルコール)などの引火性の高い燃料で火吹きをしているのでしょう。スピリタスやガソリンなどは揮発性が非常に高く可燃物がなくても液体だけで燃える燃料です。なので必死で燃料を拭っても、拭った所に引火します。

万一、スピリタスを使う場合は、本人あるいは周りの人が濡れたタオルをかぶせることで比較的簡単に消火（空気を遮断する窒息消火）できたことでしょう。あるいは、燃料に灯油(エコ灯油)を使用していればこのような事故には至らなかったはずです。

3-3.火吹き2ch

こちらにも火吹きに関する生の意見が記載されています。ですが匿名掲示板なので情報の取捨選択は自己責任でどうぞ。

https://game.5ch.net/test/read.cgi/hobby/1015345771/（リンクをコピーしてブラウザに貼り付けてください）

記）アークサン代表山口 (プロフィール@arksun_led)

arksun-member
コンラッド東京でのLEDパフォーマンスにて

イベントパフォーマーズではお客さまに安心で確実に盛り上がるパフォーマンスをご提案いたします。LEDパフォーマンス、ファイヤーパフォーマンスともにお気軽にご相談ください。

「合同会社イベントパフォーマーズ」公式ページリンク

（※24時間できる限りご対応いたします。）

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