【目次】
- レッスン動画
- 【導入偏】のブログ記事
- レッスン動画の解説
- まとめ
1.レッスン動画
傘回し入門の第2回目。インターネットでは初心者に向けた、入門用の写真や動画でやり方を解説しているものがなかったので作りました。
まずは下のレッスン動画をご覧下さい。(3分30秒)
【レッスン動画の内容】
- Step.1 傘の上で前後にバランス
- Step.2 「1マス」ずつ進みます
- Step.3 ちょっと回して止める
- Step.4 右手を左右にふる
- Step.5 顔の高さで回す
- Step.6 頭の上に持ち上げる
- Step.7 頭の上で傘を一回転
- Step.8 回しながら持ち上げる
- Step.9 乱回し
2.【導入偏】のブログ記事
傘や玉をもっていない、何を用意したからいいか分からないひとは初回の【導入偏】のエントリーのリンクへどうぞ。
野点傘による傘回しのご紹介はこちら(2021年)
3.レッスン動画の解説
傘の上で玉をバランスとる練習から始まり、すこしずつ回していき、頭の上で傘を回せるようになるまで。傘回しのやり方を映像と写真でみながら進められるようになっいます。
映像中には簡単な説明だけコメントしているので、補足の解説はこのブログで記載していきます。
Step.1 傘の上で前後にバランス
それでは「傘回し入門」本編スタートです。(Step1)
まずは傘の上に玉を置いてバランスをとるところから始めましょう。玉は紙風船かスポンジボールが簡単だと思います。
右利きの人は、左手を傘の柄の一番上を。右手を傘の柄の下のほうを軽く握ります。
最初は傘を回さずに写真のように前後に傘を振ってバランスします。慣れるまではなかなか難しいと思います。
写真に書いた白い補助線を見るとわかりますが、右手(柄の先端)が玉のちょうど下にくるあたりがバランスとれる位置になります。右手をうまく動かして玉の下にもっていくとうまくバランスできます。
コツは玉が転がり始めたら玉の動きを予測して、すこし早め傾斜を逆にしてやることです。これが遅れるとあっという間に転がりすぎて傘から落ちてしまいます。
はじめは格好悪くても、傘と玉は目線の高さがやりやすいです。
Step.2 1マスずつ進みます
いよいよ傘を回します。まずは1マスだけ玉を回してみましょう。(1マス : 傘の骨と骨の1幅)
上の写真だと、玉を右に転がします。傘をちょっとだけ右に傾けてやる(右手を左手上に動かす)と玉は転がるので、すぐに戻して1マスだけ転がします。
傘と玉を元の位置(顔の正面)に戻してまた1マス転がす。を繰り返します。Step1の前後の転がりもバランスをとりながら行います。
傘を一瞬すばやく回すことでも同じように転がせます。
※顔や目に傘のフチをあてないように注意!
Step.3 ちょっと回して止める
Step2の続きです。今度は数マス(2~5マス)程度転がしてみましょう。またゆっくり元の位置に戻します。
左手と右手を交互に使って傘に回転を与えます。
傘を傾けて転がした場合は玉は自分から前のほうへどんどん転がっていきます。徐々に傘の回転だけで玉を転がせれるようにしていきましょう。
Step.4 右手を左右にふる
Step1では前後のバランスの練習でしたが、次は傘をわざと左右に振って玉の左右のバランスをとる練習です。
写真を見てのとおり、右手は円を描くような動きで左右に振ります。
なるべく左手の位置は固定できるようになるのが目標です(映像ではまだ左手もたくさん動いてしまっています)
Step.5 顔の高さで回す
ここまでのStep1~4で「玉の回転スタート、前後左右のバランス」は分かったと思います。
それでは傘を回し続けてみましょう。
始めのうちは玉を落とさないようにあちこち動き回りながらバランスを取ることになります。
ここまできたら回しながらバランスをとれるようにひたすら練習あるのみです。
早い人だと1日ですこし玉を回せるくらいにはなると思います。
Step.6 頭の上に持ち上げる
いよいよ傘を頭の上に持ち上げます!傘回しの完成形に近づいてきました。
まだこの段階では頭の上で傘を回すのは難しいと思います。まずは基本から。Step1でやったことと同じように前後のバランスをとる練習です。
動画では省略していますが、頭の上でもStep1~Step5の基本は同じです。
練習していてうまくいかないようになってきたら前のStepに戻ってみましょう。基本が大事です。
腕を挙げた状態が続くので、肩などがだんだん痛くなってくると思います。休憩をいれながら頑張って下さい。
翌日は軽い筋肉痛がくるかもしれませんが、2~3日続けるうちに身体が慣れてきます。
Step.7 頭の上で傘を一回転
頭のうえでStep6(Step1~5)ができるようになってきたら、もうひとつ新しいバランスの練習してみましょう。
玉の位置と右手の位置はそのままで、左手をぐるっと一周回します。
傘がどこの方向を向いていても傘と玉の位置関係は同じということが分かります。
このとき左手と右手は傘を軽く掴む程度がやりやすいです。ギュッと握ってしまうと傘を360度回せなくなります。
はじめはゆっくりと回してみます。
左手が「右→前→左→手前(頭の上)→右」とぐるっと一周します。特に左や手前にきたときの玉のバランスをとるのはかなり難しいです。これは普段日常では使わない身体の動きや持ち方だからです。繰り返し練習して身体で覚えましょう。
それぞれの位置でStep1のバランスができるようになると、かなり自由に玉を操れるようになります。
Step.8 回しながら持ち上げる
それでは傘を回しながら、持ち上げてみましょう。
はじめのうちは動き回ってでも、玉が落ちないように頑張りましょう。
ここまで早ければ1~3日くらいで到達できると思います。
Step.9 乱回し
いよいよ技にはいります。「乱回し」というものです。
映像の通りなのですが、玉の位置は(なるべく)そのままで傘を一周回します。
このとき玉は回転した状態で傘は回さずに(あるいはすこしだけ指で回しながから)玉のまわりをぐるっと一周します。
ざっくり言うと「Step7+玉の回転」が乱回しです。
私は乱回しを1回まわせるようなるまで約3日かかりました。
ちなみに乱回しを10回続けて回せるようになるまでの期間は約22日(実質稼働日約10日 : 20時間くらい?)でした。
Step.10 おまけ
- リング回し
- 枡(マス)回し
- 傘を手の周りで一回転
玉を回せるようになったらリングやマスにも挑戦してみましょう!
4.まとめ
誰もが見たことあるけど、始め方がわからなかった傘回し。この機会にぜひチャレンジしてみてください。
いつかこれを見て傘回しを覚えた人とお会いできる日を楽しみにしています。コメントもお待ちしています。
記)アークサン代表山口 (プロフィール@arksun_led)ジ
イベントパフォーマーズではお客さまに安心で確実に盛り上がるパフォーマンスをご提案いたします。お気軽にご相談ください。
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