スピーカー(アンプ)の使用電力を計測してみた

イベント会場にスピーカー(以降アンプ)を持ち込む際に使用電力を聞かれることがたまにあります。理由はアンプの電力容量が大きくて部屋のブレーカーが落ちてしまわないようにするためです。ちなみに普段私がよく使っているアンプはこちら

マッキーのSRM150

見た目はかなりコンパクトなパワードスピーカー(アンプと付きスピーカー)ですが体育館くらいの広さのイベントならこれひとつでびっくりするくらいのボリュームがだせます。名前をみても分かるようにこのアンプの使用電力は150W。屋外ではこれを舞台の左右に1つずつおいてステレオ音声で使うので音量2倍です。それぞれに電源が必要なので必要なので、その時はもちろん使用電力も2倍になります。

さてこの使用電力ですがこれは何の数字かというと「アンプのボリュームを全部MAXにして最大音量を出したときにコンセントから流れる電気の量」をあらわしてます。なのでこのアンプを1つだけ使用する際は150Wをみておけば良いことになります。念のためもうすこし余裕をみておいたとしても200Wくらいでしょう。

(仮にマイクを落としたときや、大きな声を出したときに瞬間的に電力がオーバーすることもあるかもしれません)

というわけで、このくらいの電力でブレーカーが落ちることはまずなさそうですが念のため会場の使用可能電力は確認しておくにこしたことはありませんね。ちなみに通常の家庭の電気容量はだいたい1500W~3000Wくらいで、この容量をしばらく使い続けるとブレーカーが落ちます。試しに自宅にあったドライヤーで温風MAXにして測ってみたら1130Wでした。いくつか電子機器を同時に使うとブレーカーが落ちるのはこれで納得ですね。

ではアンプの使用電力はどのくらいでしょうか。電力を計測する機械をつけてみました。使い方は簡単。アンプのコンセントと部屋のコンセントの間に刺すだけでいま流れている電流(電力)を随時測定してくれる優れもの。

実際に自宅で計ってみました。アンプにipodを赤白端子でつなぎます。ボリュームは普段部屋で音楽を聴くくらいにして。でて来た数値は10~20W。おや?これは思っていたよりかなり低い数値が。ここからは防音のため布団をかぶせて音量をあげていきます。だいたい80%のボリュームです。メーターは30W前後まであがりました。この時点で室内ではかなりの音量です。だいたいテレビのボリュームMAXくらいのイメージ。

ここから更にipodのボリューム全開!アンプの赤白端子のボリューム全開!音は完全に割れてます。そして部屋のガラスや壁が音の振動でビリビリいっています。メーターは急激に80Wくらいまであがりました。

アンプが壊れそうなのと、近所から苦情がきそうなのでこれ以上のテストは断念しましたが、この大音量にさらにピンマイクを追加すると100Wを軽く超えると思います。

ちなみに、今回のアンプで実際に演技をしたときの映像。アンプは1台。音楽はipodを赤白に繋ぎ、キャノン(太いマイク端子)にピンマイクの受信機をつないで声も出しています。ボリュームは比較的大きめでたぶん70~80%くらい。観客70~80名でしたが十分な音が届いていたと思います。

北新地LEDジャグリングパフォーマンス(17年11月): http://youtu.be/sYVnFsDD-4I

なお、このときは室内だったのですがリハなし、かつ設営準備時間が短かったのでバッテリーを使用しています。

 

ここからすこしバッテリーのお話。

今回使ったものはすこし古いタイプのものですが、ガンガンバッテリーに300Wまで使えるインバーターをつないでコンセント出力しています。写真は100均のケースを改造して収納。

先ほど書いたとおりで150Wのアンプなので、300Wあれば十分使えます。昔このバッテリーに延長コード(蛸足)をつけてアンプ2台+ピンマイク2台を繋いだときはさすがにバッテリーが落ちてしまいましたが。300Wを超えたのだと思います。この場合は一度すべての機器の電源を切ってのアンプのボリュームも下げてからバッテリーとインバーターを再起動します。

すこし長くなったので今回はここまで。

 

記)山口

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