音響やワイヤレスマイクの機材と知識があれば、イベント会場に音響を持ち込んで自分で操作しながらパフォーマンスできます。
さらに照明までパフォーマー自身が操れるようになると更に演出の幅はもっと広がってきます。頑張れば本当に何もない場所にひとりで全部舞台を作れてしまうのです。
私自身はもともと照明に関して素人だっのですが、ゼロからのスタートで挑戦してみました。
前置きはこのくらいにして。
LEDパフォーマンスの演出にむけて照明機材を導入してはや2週間。毎日照明機材たちに向かい奮闘しています。が、一向にパソコンとの接続がうまくいかず悪戦苦闘しておりました。
英文の説明書読んで、英語のマニュアル動画見て、購入元に毎日問い合わせたり、日本橋の電気街にいってみたり。
そして今回わかったことは
・家電量販店や日本橋の電気街の店舗でも照明機材はほぼ扱っていない
・舞台照明会社ではほとんどがレンタルやコンサルティングがメイン
・個人では相手をしてもらえないことがある(法人名義があってよかった)
・導入時に最低限の照明知識が必要
・PCとの接続ソフトは海外製ばかりでサポートが手薄(英語が必要)
照明機材といえば、店頭で実際に光を出して現物を確認して購入したいところですがそれができる店舗というのは今はほとんどないようです。
ということで、ネットで写真や動画、その他スペックを見ながら検討するしかありません。
最近はLEDが安価になったことで様々な色や模様が出せる照明機材でも素人が手を出せる価格帯になってきています。これらは最初から簡単にプログラムされたモードがあるので、ただ単に照明器具(灯機)に電源をいれて自動的に光らせるだけなら誰でも扱うことができます。主にパーティーやカラオケイベント、簡単なクラブイベント向けですね。
演出が決まっている場合にはDMXコントローラーという箱をDMXケーブルでつないでチャンネルをセットすれば操作できます。フェーダーというツマミを指で上げ下げして光の強さや色を変えたりエフェクト(ストロボなどの照明効果)を加えられる機種もあります。
これらの操作は比較的簡単で誰でも操作できると思います。ですがパフォーマンスで使うとなるとそうはいきません。専属で照明さんがついていれば全部任せられます。ただやりたいことはそういうことではなくて、自分ひとりでパフォーマンスしながら照明まで演出したい。
そこで、DMXコントロールをパソコンのなかで、あらかじめプログラムを組んでおこう!となるのです。
これで音楽と照明のスタートボタンを同時に押すと、その曲に合わせて事前に秒単位で組んでおいた順番(プログラムどおり)に照明が切り替わるのです。
プログラムの凄いところは、人の手だと複数のフェーダーを同時にしかも正確にコントロールするのは至難の技ですが、自由自在にフェーダーをコントロールを記録して何度でも再現してくれることです。
というわけで、ネットショップ大手のサウンドハウスに問い合わせてお勧めしてもらった一番やすいDMXコントローラー(それでも数万円はする)を購入してみた・・・ものの、一向に照明とパソコンが繋がらないまま2週間経過。サポートに何回も問い合わせてみるもマニュアル(英語)以上のことは分からない様子。自分でネットで調べたり英語のマニュアル読んだりしたおかげで少しは照明の基礎を勉強できてきました。
最終的には別の照明コンサル会社さんの事務所に出向いてもっと高いDMXコントローラーを購入することで解決できたわけですが、高い勉強料になりました。
いろいろ聞いてみると、少人数のパフォーマンスで照明まで扱うのは需要もすくなくて参入障壁は高いですよとのこと。今のところ照明機材の導入というのはある程度の知識のある人が行うか、規模が大きくなるとプロにコンサルしてもらうのが一般的のようです。
あと、よく質問されるそうですが、照明を光らせて空間にまで光の線が映ってるやつ。あれはよほど強い照明を用意するか、スモークを炊くのが常識らしいです。というわけで、照明とスモークはセット。スモーク機材も高いし、かさばるんですよね。 とほほ。
さて、実際にプログラムを組はじめてみると、それはもう楽しくて楽しくて仕方ありません。一日中パソコンと照明をいじっていても飽きません。準備にかかる時間も機材の持ち運びも大変になりましたが、それ以上に演出の幅も一気に広がって、クオリティーの高いショーを提供できるようになりました。
今回のまとめとしては
・照明を始めるためには最初からある程度の照明知識が必要
・パフォーマンスで音楽にあわせるならDMXのPC接続が必要
・海外製の照明機材がほとんどなので、ある程度は英語ができたほうが良い
・ネットショップで安く冒険するか、高くても照明コンサルタントに相談する
・個人~少人数のパフォーマンスでの照明機材の活用は最初の敷居が高い
・空間に光の線まで映すならスモークは必須
LEDパフォーマンスチームのアークサンで独自に開発した世界に一つしかないLEDアイテムはこちら。音楽と光が連動したクオリティーの高いショーをお届けします。
記)アークサン代表 山口 (@arksun_led) (プロフィール@arksun_led)
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