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パフォーマー依頼の予算と相場

「パフォーマー・大道芸人をイベントに呼びたいけど一体いくらかかるの?」

みなさんの一番の関心ごとである予算についてご紹介していきましょう。

実は、今回の記事を書くにあたって僕自身とても悩んだ。理由は予算や相場についてweb上で公表することでそれぞれの数あるイベント業者を敵にまわすどころか、自分の首まで締める恐れがあるからだ。

だけど、お客さまの最大の関心事項でもありやはり満足を届けることを最優先とするならやはり書かないわけにいかないだろうという想いに至り、こうして筆をとった。

【目次】

  1. パフォーマー個人の場合
  2. イベント業者
  3. 相場
  4. まとめ

1. パフォーマー個人の場合

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LEDパフォーマンス(グラフィックポイと高輝度LEDイシス)

すこしだけ前置きから話をはじめよう。

まずはじめにお伝えしたいのはパフォーマーの定価(お客さんにとって予算)というのはジャグリング、バルーンアート、マジック、ダンスなどジャンルを問わず、それぞれ最初から決まった金額設定がないということだ。

ではどこで金額がきまってくるかというとパフォーマー個人の価格に依存している。

どういうことか詳しくみていこう。

そもそもパフォーマーの予算とは一言でいうと「個人の日当+必要経費」である。

ここで必要経費とは、交通費であったり消耗品や人によっては衣装代などが含れる。そして問題となるのが個人の日当のほうだ。

これはその人のパフォーマンス能力をはじめとして、使っている道具や備品なども含めた金額となるのだが、能力はそれぞれの技術レベルや経歴、賞歴といったものから経験の幅まで人によって大きく異なってくる。

そして問題となるのが個人の日当のほうだ。これはその人のパフォーマンス能力をはじめとして、使っている道具や備品なども含めた金額となるのだが、能力はそれぞれの技術レベルや経歴、賞歴といったものから経験の幅まで人によって大きく異なってくる。

もちろん学生とセミプロ、プロで比べると積み重ねたものは桁違いである。

つまり、同じジャンルのプロでもパフォーマーによって予算は大きく異なる。その金額設定というのはフリーランスである彼らが自分で自由に決める業界なのである。

それは例えるならお鮨やさんの時価相場のようなもので季節によっても多少変動するし希少性が高ければそれだけ金額も高くなる(逆にいうと季節や内容によっては金額交渉が可能ということでもある)。

ちなみにジャンルによっても多少違うが、技術と喋りに加えて個性や経験を兼ね備えたパフォーマーというのはやはり希少な存在でいつも引張りダコである。

みなさんにとって問題なのはパフォーマーのHPをみてもどこにも金額が記載されてないことがほとんどなのだ。

なぜそうなっているかは実は考えてみると簡単なことで、イベント業者に依頼したパフォーマーのホームページを探してみたらギャラと業者の仲介料(差額)が分かってしまうということだ。これでは紹介した業者のメリットが薄れてしまう。

ところでいったん業者に紹介されたパフォーマーをその業者を経由せずに、直接契約することを「直受け」と言ってこれをするとパフォーマーは今後仕事を紹介してもらえなくなる。こればかりは業界の暗黙ルールのようなものだから致し方ない。

せっかくなので、ここでひとつパフォーマンスの金額交渉につかえる材料を提供しよう。それは「週末→平日」としたり「お昼→夕方」とすることだ。

もしもこれが出来るならこれは十分に交渉の材料になる。個人的にオススメなのは「土曜だけ→土曜+日曜」などと日数を増やすことで1日あたりの単価を安くすることである。パフォーマーにとっても予定を確実に埋めれるメリットがあって交渉しやすくなるだろう。

以上がパフォーマー個人にまつわる予算の話である。

2. イベント業者

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グラフィックポイによる客上げ

つぎにイベント業者(イベント規模 によっては複数の会社)がもし間に入る場合はその業者の仲介手数料がプラスされてくる。

こうなるとパフォーマンスを用意する予算というのは

「個人の日当+必要経費+仲介手数料」

となる。あたながイベント業者に見積りを頼むと出てくる8万や16万とかいう金額というのはそれを全部足した金額だ。イベント業者によってはここに機材レンタル料やマネージメント(ときには同伴)の料金が加わる。

もちろんイベント業者もただなにもしないで仲介手数料がもらえるわけではない。プレゼンやwebでの宣伝、税制上の事務処理などに加えて最近ではマイナンバーの管理などといった業務を含めて仕事は多岐にわたる。

さて、この記事をたまたま見つけあなたはとてもラッキーだ。それは上記のような、仲介手数料を我々のイベントパフォーマーズでは基本的に上乗せしていない。

これは依頼主さんにとっては遥かにメリットとなる。デメリットはというと、我々がよくお世話になってるパフォーマーさんの推薦がちらほら贔屓めにでることくらいだろうか(笑)。 とはいっても信頼できるパフォーマーとしか一緒に仕事をしたくないのでそこは安心してほしい。

3. 相場

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和の舞(ヒルトン大阪)

さて、前置きが長くなったがいよいよ相場の話に入ろうと思う。

30分のショー1回としてプロのパフォーマーをひとり呼ぶのにかかる費用はいくらか?

正確な金額がどこかで明言されているわけでもないし実際にはもうすこしバラつきがあったり批判もあるかもしれないがご了承いただきたい。あくまで僕個人の感覚的な数字をお伝えしようと思う。

3-1.イベント業者でプロパフォーマーを呼ぶ

70,000~150,000円

細かい話を抜きにすると、ほとんどの場合がだいたいこの範囲に収まるはずである。イベント業者の取り分が3~5割と仮定するとパフォーマー個人の日当は約30,000~100,000円となる。

この金額の差がパフォーマーのレベルやショーのクオリティーに直接影響する。ベテランのパフォーマーを個人で1日呼ぶとやはり10万円くらいの予算は必要なので妥当な見積りではないだろうか。

3-2. イベント業者でセミプロや学生を呼ぶ

イベント業者でセミプロや学生を紹介できるところというのは実はほとんどない。彼らはとても流動的(活動にムラがあったり、試験期間は動けない、長期休暇は実家に帰る、大学や専門学校を卒業して活動をやめてしまう)なので業者としては少々扱いにくいからだ。それでもし仮にあったとして見積もりをとると

30,000~70,000円

くらいになるだろう。

業者の取り分は上と同じ割合とすると一案件で安くて10,000~。いいところ30,000くらいとなる。これではちょっと仕事として成立にくい。個人のパフォーマーにしろ業者にしろここから諸経費(交通費や事前の準備、税金など)を差し引くと両者ともほとんど利益は出ないのである。学生パフォーマーにとっては、ちょっと割のいいバイトといった感覚だろう。

3-3. 直接アマチュアを呼ぶ

とはいえ、直接大学のサークルに声をかけるのは本当に予算のとれない場合だと個人的には考えている。確かにごく一部の学生はプロ並みの技術をもっている。誤解を恐れずにいうと1つの道具に特化した稽古をつんでいれば学生がプロのパフォーマーの技術を上回ることは十分にありえる。

ただそういった稽古は技術以外の何か、例えばトークだったり演技などが苦手という、なにかしらの不得意な一面が必ずあるたパフォーマーとしての総合力ではやはり、学生がプロを超えることはない。

実際に依頼をしてみると

10,000~20,000円以内で引き受けてくれることも多い。

メリットとしては予算がおさえられることの一言につきる。デメリットのひとつとしては往々に返事が遅いことがあげられる。これは依頼がくると、まず依頼担当者がメールで受けとりサークル員全員に内容を伝えたのちに予定の空いている一組(だいたい2~3人)を選出してようやく返事がくるという運用体制からくるものだ。

つまりは学生サークルに依頼するというのは予算はないけれど時間に余裕があって、なおかつ学生のレベル(前述のとおりかなりバラつく)で十分だというケースに限られてくる。

4. まとめ

もう一度予算の相場感をまとめると

  • イベント業者にプロを頼む場合70,000~150,000円
  • イベント業者でセミプロや学生を呼ぶ30,000~70,000円
  • 学生サークル10,000~20,000円以内で引き受けてくれることも多い

ご参考にしていただければ幸いである。

(※金額はあくまで個人の経験による推定額です)


記)アークサン代表 山口 (@arksun_led) (プロフィール@arksun_led)

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コンチネンタルホテル東京でのLEDパフォーマンスにて

イベントパフォーマーズではお客さまに安心で確実に盛り上がるパフォーマンスをご提案いたします。LEDパフォーマンス、ファイヤーパフォーマンスともにお気軽にご相談ください。

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